紅尾金龍 sumatera-golden

紅尾金龍とは

分類・学名

  • 学名:Scleropages formosus
  • 英名:Red Tail Golden Arowana(RTG)
  • 分類:アロワナ科(Osteoglossidae)/古代魚

原産地・生息環境

マレーシア(ブキットメラ湖、スランゴール州、ペラ州など)の淡水域に生息しています。流れの緩やかな川や湖を好み、水温は25〜30℃の範囲が適しています。

外見の特徴

特徴部位 説明
全体的に光沢のあるゴールド
尾びれ 鮮やかな赤色(「紅尾」の由来)
感覚器として前方に突き出る
背中の色 緑〜茶褐色がかった色味(高背型)

補足:過背金龍と異なり、金鱗が背中まで巻き上がらないのが一般的です。

性格・行動

縄張り意識が非常に強く、同種や他魚に対して攻撃的な傾向があります。基本的には単独飼育が望ましいとされています。また、学習能力が高く、飼育者を視覚的に識別する能力があるとされます。

飼育のポイント

項目 内容
水槽サイズ 最低120cm以上(理想は180cmクラス)
水質管理 中性〜弱酸性(pH6.5〜7.2)を維持。水換えと濾過が重要
生餌(コオロギ、エビなど)、冷凍餌、人工飼料も可
照明 専用ライトで発色を促進(例:メタルハライドランプ)

人気と価値

紅尾金龍はその美しい色彩と風格から非常に人気の高い品種です。CITES附属書Iに指定されており、正規流通にはマイクロチップと証明書が必要です。

文化的・風水的価値

中国圏では「龍魚」として縁起の良い存在とされ、特に金運や事業運を高めるとされます。金の鱗と赤い尾の組み合わせは、財・活力・成功の象徴とされ、企業家や富裕層に人気があります。

まとめ

項目 内容
原産地 マレーシアの淡水域
色彩特徴 金の鱗と赤い尾びれ
性格 攻撃的で単独飼育向き
飼育のポイント 広い水槽、清潔な水、栄養価の高い餌
文化的価値 金運・成功の象徴。風水での人気も高い