【アジアアロワナの尾腐れ病が治ってきた!】過背金龍の幼魚、溶けた鰭が再生!blog

9月27日に「過背金龍の幼魚、毎日水換えしているのに鰭が溶けてきた‥」という飼育ブログを掲載しました。あの後、ブローカーさんに相談したりネットで調べたりして改善策を講じました。その結果、見事に鰭が再生してきました!!

再生してきた鰭

ほぼ溶けてしまっていたのですが、鰭の先に透明な新しい鰭が見られるようになってきました。

↑ちょっとこれだと分かりにくいですかね‥裂けた尾鰭の部分、ざっくりと切り込みが入ったみたいになってしまっています。

ん~~~伝わってほしい。痛そうな尾鰭の感じ。

ばっくりというかざっくりというか。痛々しいです‥かわいそうに。

代替テキスト
チビ金

お前もヒレ裂けにしてやろうか

本当にチビ金龍には申し訳ないことをしました。毎日換水しているし餌も食べているし大丈夫だろうと思っており、防ぎきれなかったというか、スキル不足を痛感しました。

鰭が溶ける尾腐れ病の原因の仮説

結論、換水の量が足りていなかったのではないか、ということと、換水のストレスが強かったのではないかの2点です。

ちなみに、この仮説はあまり本質的ではなかったので、間違いと言えば間違いでした。(無駄ではないですが)

尾腐れ病の本当の原因は濾材にありました。詳しくは順を追ってご説明します。

鰭が溶けてしまっている期間の水換え

毎日3分の1ほど換水していました。水槽サイズは600×450×450サイズです。アロワナの幼魚を育てるなら特に問題ないサイズのはずです。
ある日、鰭が溶けてきていることに気がつきました。もしかして水換えのし過ぎとか‥?と思い、2日に1回、3日に1回と頻度を変えてみましたが、進行は止まらず。

この時は、バケツに飼育水を作って計量カップで注水をしていました。
排水は水作のプロホースです。

毎日バケツリレーだったので、もう1匹の金龍くんと合わせて換水が終わる頃には汗だくでした。

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チビ金

注水が雑でビシャン!て水をかけられる度にストレスだったんだよ!

鰭が溶けてしまっている期間の餌やり

餌はジャイアントミルワームでした。体高を出してかっこいいイカツイ金龍にしたいので、食べるだけ与えていました。
多い時は1日5匹~6匹ほど。

ジャイアントミルワームの外側の殻は消化しにくい部分で、アロワナのような古代魚は消化器官が強くないので、便秘になってしまうことがあるようです。
便秘になるとそこから免疫力が下がってしまってカラムナリス症(尾腐れ病)を発症してしまうことがあります。

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チビ金

ジャイミルはおいちい!
でも食べすぎるとなんか胃がもたれるというかお腹が張るというか‥

水換え直後は餌はあまり与えない方が良いです。特に消化に悪い餌は厳禁です。

鰭が溶けてしまっている期間の濾過装置(フィルター)

ちょっと濾材らへんは個人的にとっつきにくくて苦手意識があり、ネットでささっと調べてその通りに使っている感じでした。
上部フィルターにウールマット、活性炭でした。

活性炭は水の濁りやニオイを除去できる他に、残留農薬の除去が可能です。しかし、アンモニアは吸着しないらしく、生物ろ過材と併用するのが基本なのだそう。

そうです、とりあえず私はここが間違っていました‥生物ろ過材は使用していませんでした‥。勉強不足です。

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チビ金

前の住人(金龍くん)の時も鰭溶けさせてたでしょ。

しかし当時は濾材に問題があるとは思っていませんでした。とは言え、以前この水槽で飼育していた金龍くん(1200水槽に移った)も途中から鰭が溶けてきていて、この水槽は怪しいなと思っていました。

溶けた鰭(アロワナの尾腐れ病)の改善策

  • 換水量を増やしてみる
  • 上部フィルターの濾材を変えてみる
  • 上部フィルターの濾材を増やしてみる
  • 外部フィルターを追加で稼働してみる
  • 換水方法を変えてみる。排水、注水ともにポンプを使用して時間をかけて少しずつ換水する
  • 餌を虫ではなく別のもの(消化に良いもの)に変えてみる
  • 水槽サイズを1200×600×450に変更してみる

一応こんな感じでいくつか案を出してみました。
「外部フィルターを追加で稼働してみる」「餌を虫ではなく別のもの(消化に良いもの)に変えてみる」「水槽サイズを1200×600×450に変更してみる」に取り掛かる前に改善されたため、この3点は実施しませんでした。
早めに改善されて良かった!

アロワナの尾腐れ病改善策:換水量を増やしてみる

今まで3分の1でしたが、3分の1~2分の1くらい(どれくらいだろう‥17分の7くらい???)に増やしました。
正直、半信半疑です‥。もしこれで改善されたなら、濾過能力が足りていないということになりますので、換水量を増やすと同時に外部フィルターを追加するという合わせ技が必要です。

アロワナの尾腐れ病改善策:上部フィルターの濾材を変えてみる

前述の活性炭の弱点をまだ知らなかったのですが、もしも濾過能力が不足しているなら、濾材に何か原因があるのではないかと睨みました。
なぜかというと、このウールマット+活性炭の組み合わせで、前の住人の金龍も鰭が溶けていたことがありましたが、1200水槽に移ってからはみるみる改善されていったからです。環境が変わったとたんに治ってきたということは水量か濾材か濾過パワーだなと思いました。

そこで、1200水槽の濾材と同じ内容(ウールマット、リング状濾材)に変えてみようと思いつきました。

アロワナの尾腐れ病改善策:上部フィルターの濾材を増やしてみる

アロワナを飼っているYouTuberはフィルター内に大量の濾材を詰め込んでいるので、なんとなく真似してリング状濾材を詰め込めるだけ詰め込みました。

アロワナの尾腐れ病改善策:換水方法を変えてみる。排水、注水ともにポンプを使用して時間をかけて少しずつ換水する

バシャ!という水の刺激だけではなく、水温&水質の急変は負担がかかります。そこでポンプから水を汲み上げ、ホースでちょろちょろと注水をするようになりました。
リビングをホースが2本縦断している状態です。

代替テキスト
チビ金

四の五の言わずに水を換えろ!優しくだよ!

尾腐れ病の原因は多分、濾材だった

換水と濾材変更を同時に行ったので、厳密にはどちらが原因か言い当てることができなかったのですが、おそらく濾材がメインのファクターだろうと。そしてもちろん換水はこまめに少量行うことが大切なので、濾材だけではなくて換水も大事ですということでした。まあでも濾材でしょうね。ろ過装置がしっかりしていれば、換水やメインテナンスをほとんどしなくても問題なく飼育できているアロワナ愛好家はけっこういらっしゃると思います。

再生からどれくらいで完全に鰭が元通りになるか、その経過を観察するのも楽しいです。

代替テキスト
チビ金

他人事だと思って‥